書評

2020年10月見たもの聞いたもの

生活の合間で見たもの聞いたものを記録していこうと思う。忘れちゃうの悔しい。

コロナに想像力が殺されないように(松村圭一郎『はみだしの人類学』)

皆様、どうお過ごしだろうか。 2020/4/19現在、政府から発された緊急事態宣言は日本全国に及び、「不要不急の外出」という単語が急に取沙汰されるようになった。 私の職場も急速に在宅勤務を取り入れたおかげで、徐々に出社することも少なくなり、今や外出す…

【感想】西井涼子編『人はみなフィールドワーカーである』

「フィールドワーク」という言葉を聞いたことがあるだろうか。聞いたことがある方はどのようなイメージを持っているだろうか。文化人類学を学んでいる人にとっては身近な言葉であるが、そうでもないとあまり普段の生活で聞く言葉ではないだろう。 文化人類学…

文化人類学徒が選ぶ、2018年面白かった本まとめ12選

あれよあれよという間に2018年も終わるが、みなさまいかがお過ごしだろうか。私は昨日からお休みに入り、1月7日までお休みなので企業で働きだしてから最長のお休みを堪能することになる。いいものだ。 というわけでまとまった時間もできたことだし、2018年に…

【感想】松村圭一郎『うしろめたさの人類学』

モデルさんが政治的発言をしたら叩かれ、若者が政治的発言をしたら意識が高いと囃され…。政治的への興味が希薄な私からすればいずれの発言も「しっかり考えられててスゴイナァ」てなもんなのだが、なんでこのような発言ひとつがこれほどまで私たちの関心を煽…

自分の強み、ください

大学院を修了して、企業の世界に入って1か月(ちょい)が経った。ちょこちょこ営業してる先輩方に同行させてもらったり、ビジネスマナーの講師に私のビジネスマナーをけちょんけちょんにされたり、そこそこ楽しい社会人生活を送っている。

僕は好きになって語れるようにならなきゃいけない/佐藤郁哉『フィールドワーク』

フィールドワーク―書を持って街へ出よう (ワードマップ) [単行本(ソフトカバー)] 佐藤 郁哉 2006-12-20 すごく面白かった。