0→1より1→壱にすること

大学院での課題に追われながら(本当に追われている)、相変わらずSEVENTEENにはまっている日々です。なんでこんなにこの人たち面白いのかなーと思っていたんですが、ひとつ思い当たることがありました。「既にあるものを積極的に編集していく」人たちだっていうことですね。 

「編集」のもろもろ

思えば「編集」っていろんなところで見られます。最近だと外山滋比古も本で書いたりしてますね。
ヒップホップ(音楽です)なんかも編集の技術が働いてます。既にある曲からブレイク・ビーツっていう間奏部分を抜き取って繋ぐことで、常にオーディエンスを盛り上げられるようにしました。ミュージカルにおいても「リプライズ」っていうのありますよね。もう出てきた曲がもう1回後の場面で出てくるやつです。 

で、僕が好きなSEVENTEENにおいてはこの動画を見ていただくのがいちばんいいかなと思います。

 

これは彼らがそれまでに発表していた「Adore U」と「MANSAE」という2曲をリミックスしたものです。いやはや素晴らしいですね。お時間あればそれぞれの曲もチェックしてみてください。

なにに面白みを感じているかというと、「あ、それをこうするのか」っていうところですよね。要するに既にあるものに関する知識をもっている上で、それらが編集者を通して帯びる「変化」の巧妙さというものを楽しんでるんです。

溢れたモノの中で

そう言われてみると、世の中にあるあらゆるものってそういう見方ができる気がします。それを「それ自体」として楽しむのではなく、何かを編集(くっつける、削除する)した結果存在するものとする。そもそも考えてみたらこんなにモノに溢れてるのに完全に新しいモノを生み出すのって不可能ですよね。そうなるとやっぱり「あるモノ」っていうのは「何かと何かをどうにかした」結果生まれたモノだと考えるのが自然なような気がします。

まあごちゃごちゃ言いましたが、やっぱりSEVENTEENオススメです。